2023年06月01日
東京都品川区のほぼ中央に位置する「大井町駅」エリア。
複数路線が乗り入れるアクセスの良さと駅前に大型商業施設が集まる利便性の高さに加え、2023年より駅の北側で大型再開発事業が始まるなど、注目度がさらに高まっています。
区役所や防災機能を備えた公園などもあり、充実した住環境が人気の大井町駅エリアについて紹介いたします。
JR大井町駅
CONTENTS
1) 複数路線利用可能で主要駅へのアクセス良好
大井町駅はJR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線の3路線が利用可能なターミナル駅。首都圏を縦横に結ぶ路線で、品川や東京、渋谷といった都心主要駅や羽田空港方面へのアクセスも良好です。
2) 駅前には大型商業施設が充実
大井町駅の南側にはJR駅直結のアトレをはじめ、大規模スーパーや家電量販店といった商業施設が充実。大井町駅周辺の住民だけでなく、近隣の駅からの買い物客で賑わいを見せています。
イトーヨーカドー・阪急大井町ガーデン・ヤマダ電機・アトレ大井町
3) 駅近くに公園や区役所などの公共施設も充実
品川区のほぼ中心に位置する大井町。駅周辺には約2万㎡の敷地に噴水やテニスコートなどのほか、防災機能も備えた「しながわ中央公園」や、品川区役所などの公共施設もあり、住民の生活利便性を高めています。
区役所の他、都税事務所や法務局なども入る品川総合庁舎。築54年を過ぎた庁舎は老朽化による建替え事業(品川区、「新庁舎整備基本計画」)が進んでおり、2027年度内の竣工と業務開始を目指しています。
(出典:品川区/2023年2月1日発行プレスリリース「品川区新庁舎整備基本計画」より)
4) さらに便利な街へ 大規模再開発情報
2023年4月より、JR東日本による「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)」が始まりました。
大型スポーツ施設やキャッツシアター大井町などがあった大井町駅の北側が対象で、延床26万㎡にも及ぶ大型複合開発です。商業施設だけでなく、オフィスや賃貸住宅、広場といった施設を整備することで大井町エリア全体の賑わいと回遊性の向上につなげるとともに、災害に強く環境に配慮したまちづくりを進めています。
既に工事が始まっており、隣接する品川区役所の「新庁舎整備基本計画」建替え事業に先立つ2025年度末の開業を目指しています。
(出典: 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)/2023年3月7日発信プレスリリース「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)に本格着手します」より)
(出典: 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)/2023年3月7日発信プレスリリース「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)に本格着手します」より)
左:品川区役所側から(手前には区役所開発予定地も確認できます)
右:東急大井町駅ホームからも工事の様子が伺えます
5) まとめ
品川区のほぼ中央に位置する大井町駅。本来持ち合わせていた交通の要所としての利便性に加え、大型再開発によるバリアフリー化や災害に強く環境に配慮した街づくりが進んでいます。羽田空港の国際化や2020年代後半に予定されているリニア中央新幹線の開通により、国内外の玄関口としての重要性が増すことが期待される大井町駅エリアに今後も注目です。