コロナウイルス感染拡大防止のため、今まで以上に注目を浴びているSOHOという働き方。
SOHOワーカーは働く場所として単なるオフィスやマンションではなく、デザイナーズマンションやデザイナーズオフィスを選ぶ人が多いようです。
その理由とはなんなのでしょうか?
改めてデザイナーズマンションやデザイナーズオフィスの特徴から見ていきましょう。
実は「デザイナーズ」物件に関しては、明確な定義がありません。
しかしながら、設計士や建築家が何かしらデザインにこだわっていたり、コンセプトをもって設計している物件が「デザイナーズマンション」や「デザイナーズオフィス」と呼ばれています。
<特徴>
例えば下記のような物件が「デザイナーズ」物件と呼ばれていることが多いようです。
続いてデザイナーズマンションやデザイナーズオフィスのメリットやデメリットを見ていきましょう。
メリットとしては、部屋や内装そのものの存在がオシャレで魅力があり、家具などのインテリアが映えやすいといったことがまず挙げられます。
素敵な見た目はそれだけで価値があり、住居であればその空間にいるだけでリフレッッシュすることができ、人を招待したくなる部屋になるでしょう。
オフィスや事務所使用の場合、洗練された今風のオフィスで働くことは社員のモチベーションアップにつながるだけではなく、リクルートにとっても有効です。
デメリットとしては、家賃が相場よりも割高であることがあげられます。
デザインとしての付加価値を考えると妥当な価格であると言えますが、機能さえ満たせればとにかく安く借りたいという人には不向きでしょう。一方で家賃が相場より高いと入居する人の質が必然的にあがってくる場合が多く、これはメリットにつながります。
デザインにこだわった設計の注意点があるとすれば、一般にある設備がないことがある場合です。たとえば外観のデザインを重視するあまりベランダがなく洗濯するのに不便だったり、収納が少ないため普通のお部屋に比べて住みにくい場合もあるでしょう。
自分にとって何が必要かよくチェックすることが大切です。
また個性的な間取りの使い勝手が不便な場合もあります。しかしこれは、うまく活かせれば逆に他にはない使いやすさを実現することができるでしょう。
それでは改めてなぜ「デザイナーズマンション」や「デザイナーズオフィス」は、SOHOワーカーに人気なのでしょうか。
SOHOの場合、住んでいる場所と働く場所が同じになることがあります。
生活をしているとどうしても生活感がでてしまい、仕事の打ち合わせ等で人を呼ぶ場合も呼びづらい空間になりがちです。
それがデザイナーズ物件の場合、おしゃれで生活感を感じさせづらい部屋にすることができます。これが、デザイナーズ物件がSOHOに向いている理由の一つでしょう。
さらにSOHOワーカーはデザイナーズオフィスではなく、デザイナーズマンションを選ぶ傾向にあります。これはデザイナーズマンションにした方が、住居契約として契約することが出来る場合があり、家賃に消費税がかからないというメリットがあるからです。