2018年06月25日
投資家などから広く資金を集めて運用する不動産投資ファンド。
その代表的な運用戦略として、4つに分類することができます。
投資ファンドの運用戦略というと、個人の投資家には関係ないと思われるかもしれませんが、規模の差こそあれどその内容はプロと個人投資家に大きな違いはありません。これらの分類について簡単に紹介していきたいと思います。
コア型
不動産賃貸から生じるインカム・リターン獲得を目的とする。
コアプラス型
コア型と同じく不動産賃貸から生じるインカム・リターン獲得を目的とするが、一部キャピタル・リターンの獲得も目的とする。
バリューアッド型
不動産賃貸のインカム・リターン獲得に加え、割安に取得した不動産の収益力を高めることによるキャピタル・リターンの獲得を目的とする。
オポチュニクティック型
市場動向予測に基づき中短期で不動産の売買をすることで、キャピタル・リターン獲得を目的とする。
個人投資家の場合、普段「○○型」ということを意識して投資を行っているわけではないかもしれません。ただ、複数の物件を所有してポートフォリオを作っていく場合、上記の分類に当てはめて整理していくことで、運用バランスを考え直す参考になるかもしれません。