東京の城北地区にある東京メトロ「小竹向原駅」。東京23区の中でも比較的知名度の低い駅ですが、池袋駅まで直通5分でアクセスできるなど、高い交通利便性を持つエリアとして近年人気が高まってきています。
大型の再開発も行われており、今後の発展が期待できる小竹向原エリアについて紹介いたします。
東京メトロ小竹向原駅
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東京メトロ有楽町線と副都心線が通る小竹向原駅。
駅の構内に練馬区と板橋区の区境があり、西側の出口は練馬区小竹町、東側の出口は板橋区向原になっていることが駅名の由来となっています。
この二つの路線はそれぞれ東京の東と南方面に伸びており、小竹向原駅から都心の主要駅である「池袋」、「新宿」、「渋谷」、「有楽町(東京)」エリアに乗り換えなしで30分以内でアクセスが可能です。さらに渋谷から東急東横線・みなとみらい線へも乗り入れており、「横浜」や「横浜中華街」方面へも乗り換えなしでアクセスできる点も魅力です。
その都心へのアクセスの良さから、大学入学を機に小竹向原に転居後、卒業や就職、転職などのライフステージが変化しても小竹向原駅周辺に住み続けているという方もいると聞きます。
小竹向原駅の乗降客数も2011年から8年連続増加しており、新型コロナ禍で一時的に落ち込んだ2021年以降は再び上昇に転じています。
(出典:関東交通広告協議会:レポート)
小竹向原駅周辺にはコンビニやドラックストアが充実しており、環七沿いには大型スーパーも複数あります。周辺には戸建てやファミリー向けマンションも多く、夕方には買い物客で賑わいを見せています。
OKストア小茂根店
日大板橋病院や武蔵野病院などの大規模な病院が徒歩圏内にあるのも魅力です。
日本大学板橋病院
小竹向原駅と西武池袋線「江古田」駅は実は徒歩で10分強の距離。江古田駅と言えば学生の街として有名ですが、小竹向原駅との間には日本大学芸術学部、武蔵野音楽大学があり、日大板橋病院にある医学部を加えると3つの大学キャンパスが徒歩圏内にあります。
そのため、大学生をターゲットにした単身者向けアパート・マンションが多いこともこのエリアの特徴です。
日本大学芸術学部
西武池袋線江古田駅
小竹向原駅の北東部にある「向原第二住宅団地」。高度経済成長を支えた1969年竣工の団地型分譲住宅でしたが、築50年が経ち、建替えの検討が行われていました。
野村不動産と旭化成不動産レジデンスが事業協力者として参加した建替え事業は、2020年11月にマンション建替え組合が設立。2021年解体工事に着工し、2024年夏の竣工に向けて引き続き工事を行っています。
(出典:野村不動産株式会社・旭化成レジデンス株式会社:プレスリリース)
「プラウドシティ小竹向原」として生まれ変わりつつある向原第二住宅団地。プラウドシリーズの中でも敷地が広く、複数棟で数百戸の規模を誇るのがプラウドシティです。
プラウドシティ小竹向原は12階と7階の2棟建て。団地時代の246戸の2倍を超える合計500戸の大型マンションとなる予定です。
プラウドシティ小竹向原建築現場
東京の板橋区と練馬区の境に位置する小竹向原駅エリア。戸建ての多い落ち着いた住宅エリアでしたが、都心へのアクセスの良さや近隣に大学が多いことから、近年は単身者の賃貸需要も増しています。現在建設中のプラウドシティなど大規模な再開発が進んでおり、大型スーパーマーケットが2022年に開店するなど、今後の発展が楽しみなエリアです。