北九州市立美術館
(昭和49年)竣工。建築家、磯崎新の設計。磯崎はカテドラル(聖堂)をイメージして設計したという。二つの大きなヴォリュームがキャンティレバーとして、外観をつくる。シンメトリーの構成である。その外観から、「丘の上の双眼鏡」の愛称を持つ。エントランスホールは三層吹抜である。主に印象派から現代アートを収蔵。また、九州大学の国文学者、田村専一の約1300点にも及ぶ浮世絵コレクションが、没後一括寄贈された。 (ウィキペディアより)
はじめまして。これからC+ONE不動産時事ニュースを時々担当するT.I(テリー井戸)です。オヤジ世代なので、かなりシニア向けの偏った情報しか発信できない広報担当ですが、若い人向けの面白記事は若手社員に任せますので、よろしくお願いします。
ところで、「ねえねえテリーさん、プリツカー賞ってなあに?」・・・・・「建築のノ-ベル賞」と言われるくらい凄いことなんですが・・・
やれ、この建物のデザインが好きだとか、ここが嫌いだよ、とか、プリッカー賞のことも知らないくせに、建築のことを語る日本人の何と多いことか・・・・と言いたいところですが(5歳か!ってこういうところがオヤジですね。)、私の周りには設計関係の人を除けば、建築のことを語ってる人って、殆どいなかったりします。
プリッカー賞って2017年には日本の赤坂迎賓館で授賞式が行われて天皇陛下もご出席されたりと、その時はさすがに少し話題になっていましたが、不動産業界の人たちとお話ししても、実はあまり建築家とかに興味がない人もいたりしますので、まして一般の方ともなると「プリツカー賞」なんて殆ど話題にもなりません。 今回、日本人が受賞したとのことで、一応、ネットニュースとかには取り上げられてますが、まあノーベル賞の大騒ぎに比較すれば、世間一般的にはなんとも地味な扱いですよね。もう少しテレビとかでもバンバン特番とかをやって欲しいくらいですが。
さて、プリッカー賞とか、磯崎新氏のこととかは、ニュース速報をご覧いただくとして、そんな地味な扱いの日本の建築家が世界的にみていかに凄いことかというのをお伝えしたくて、このプリッカー賞の過去の受賞者数を数えてみたのでお伝えします。(といっても過去全43名なので、すぐ数えられますが・・)
日本人受賞数の数は、SANAAのお二人を1名ずつと数えさせて頂きますと・・・・・何と8名で米国の8名と並んで「世界一」になりました!!
因みに過去の受賞者はと言いますと、以下のような先生方です。当然のような巨匠の先生方ですね。
・1987年 丹下健三
・1993年 槇文彦
・1995年 安藤忠雄
・2010年 SANAA(妹島和世+西沢立衛)
・2013年 伊東豊雄
・2014年 坂茂
・2019年 磯崎新
受賞済みの方々は錚々たる方ばかりではありますが、実は日本の建築家には、まだまだプリツカー賞をいつもらってもおかしくないような方々がたくさんおられるんですよね。
今回は、ご高齢を考えると磯崎新氏が受賞できてよかったですが、個人的には、次はやはりこの先生に期待しています。
新国立競技場の設計案変更後の騒動のさなかに突然亡くなられてしまった最初の宇宙船のような設計案の「ザハ・ハディット」さんも過去に受賞されてますからね。 「隈健吾」さんには、これからも凄い建築を手掛けて頂いて、いつかプリツカー賞を受賞されることをお祈りしております。
なぜ隈先生に肩入れしてるかと言いますと、先生の本にサインもらって名刺交換までさせて頂いたことがあり、とても気さくな方だったから、という極めて個人的な理由です。そんなわけで「勝手に応援団」で毎年プリツカー賞の発表に注目してるのですがノーベル文学賞の村上春樹さんのファンみたいなものですね。
因みに、隈研吾さんとともに、新国立競技場の設計には「梓設計」さんもチームに加わっていますが、弊社所有のビルにも、実は梓設計さんの設計のビルもあったりします。こうして、私たちも、いろんなところでつながってお世話になっているんですよね。
皆さん、あと少しですが、新国立競技場の完成を楽しみにしております。
水天宮北辰ビル(設計:株式会社梓設計) 詳細ページはこちら>>
最後に、プリツカー賞の話題から、さりげなく(いや、かなり強引にですが)弊社のビルのご紹介で恐縮です。
プリッカー賞や磯崎新氏とは何の関係もなくてすみませんが、私は磯崎先生にも、実はお世話にはなってます。
「私はプリツカー賞なんて興味ないし、磯崎先生とやらにも全くお世話になったこともないし」なんて思ってるゴルフ好きのオジサンたち!
「レイク相模カントリークラブ」に行ったことある人は、既に御世話になってますからね、念のため!!
お城のようなクラブハウスだな、って思ったことを覚えてますが、その時は私も知りませんでしたけどね。(by T.I.)