投稿日:2019年04月03日
更新日:2024年07月26日
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建物の構造として代表的なものは、大きく分けて4つあります。
それぞれのメリット、デメリットとあわせてご紹介していきます。
① 木造
一戸建ての場合、木造の割合は約7割と多く、高温多湿な日本において古くから使用されている構造です。住友林業が、2041年までに木材を主部材とした超高層ビルの建設を発表するなど、改めて見直されてきている構造でもあります。
<メリット>
・通気性がよい
・建築費用が安い
<デメリット>
・法定耐用年数は22年と短い
・耐久性が低い
② S造(鉄骨造)
鉄骨をつなぎあわせて、柱やはり等の構造を作るため、体育館などの大きな空間造りに向いています。
<メリット>
・自由な間取りが可能
・木造に比べると耐震性に優れている
<デメリット>
・RC造、SRC造に比較すると耐久性や耐火性が低い
・RC造、SRC造に比較すると遮音性も低い
③ RC造(鉄筋コンクリート造)
圧縮に強いコンクリートと、引っ張りに強い鉄筋を組み合わせた構造のため頑丈で、低中層マンションの構造に向いています。
<メリット>
・木造に比べ耐久性、耐震性、防音性、耐火性などが高い
・自由度の高い設計も可能
<デメリット>
・結露しやすい
・建物が重い
④ SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
RC(鉄筋コンクリート造)の内部に鉄筋が使われている構造で、高層ビルなどの大規模建築に向いています。
<メリット>
・RC造よりさらに耐震性、耐火性が高い
<デメリット>
・RC造より設計の自由度が低い
・建築コストが高い
それぞれの特徴をよく理解しながら、最適な建築構造を採用していきたいですね。