カテゴリ不動産有効活用・ビル開発
- 開発
事務所系の北辰ビル、ソシアル系のポールスタービルに次ぐ、第三の北辰不動産グループのブランドとして誕生した「ココスペース」シリーズ。
第2号である「ココスペース恵比寿」について、当時の設計担当者に話を聞きました。
事例紹介 COCOSPACE(ココスペース)恵比寿
敷地面積:259.76㎡
延床面積:1298.63㎡
用途種別:店舗
規模:S造 地上8階建
竣工:2013年
―ココスペース恵比寿のプロジェクトはどのようにはじまったのでしょうか?
縁あって買えた土地が、恵比寿駅から徒歩2分という好立地でもあったため、北辰不動産とアドバンス・シティ・プランニング(以下ACP)の共同の企画として、即座にチームが編成され、大々的に行われることとなったプロジェクトでした。
―建物を見てまず目を引くのが、三角形の変わった看板ですね。
ココスペース恵比寿ではこだわった点が2つあって、1つ目が「サイン計画」、2つ目が「プランニング」です。
三角形の形状は、交差点や反対側の通り、どこから見ても看板のサインがよく見えるようにしたためです。
実際、現地で何度も確認、検証しながら角度調整を行いました。
総工費の15%くらいを占めるほど、通常の袖看板よりも費用は高くかかりましたが、テナントの方、不動産関係者、デザイン事務所関係からもお褒めの言葉をいただいておりますね。
同じくサイン計画に関連するとしたら、エントランス。
サインを見てもらうのに大切なのは、建物内で一番人が集約するエントランスなので。
そこで、まず天井部分には線形のLEDを装飾しました。これは流れるようにランダムに点灯するデザインとなっています。
また2階に続く階段側面にも同じようなデザインを施し、連続性をもたせるようにしています。