ビル管理とお金
オーナー様が把握しておくべきビル管理とお金の全体像、主な費用項目や費用イメージをご紹介します。その上で今の支出が適切かどうかを判断するための方法をお伝えします。
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テナントの管理やリーシングなど、オーナー様に代わってビル運営をサポートする業務にかかる費用です。
<例>
・賃貸借管理
・入出金管理
・賃料相場等の市場調査 など
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ビルマネジメント費用
例. 商業系ビル/延床面積1,300㎡/地上8階建て
※ビルの構造やテナント属性、地域などにより異なります
※改修・修繕費は適宜別途ご提案
プロパティマネジメント費用 | テナント管理業務 | 250〜500万円 |
---|---|---|
オーナーサポート業務 | 100〜400万円 | |
ビルマネジメント費用 | 点検・メンテナンス費用 | 230〜380万円 |
清掃費 | 120〜200万円 | |
その他 | 20〜50万円 |
例. オフィス系ビル/延床面積2,000㎡/地上8階建て
※ビルの構造やテナント属性、地域などにより異なります
※改修・修繕費は適宜別途ご提案
プロパティマネジメント費用 | テナント管理業務 | 150〜350万円 |
---|---|---|
オーナーサポート業務 | 100〜300万円 | |
ビルマネジメント費用 | 点検・メンテナンス費用 | 230〜350万円 |
清掃費 | 150〜250万円 | |
その他 | 100〜150万円 |
例. 住居系ビル/延床面積430㎡/地上5階建て14戸
※ビルの構造やテナント属性、地域などにより異なります
※改修・修繕費は適宜別途ご提案
プロパティマネジメント費用 | テナント管理業務 | 30〜80万円 |
---|---|---|
オーナーサポート業務 | 20〜60万円 | |
ビルマネジメント費用 | 点検・メンテナンス費用 | 25〜50万円 |
清掃費 | 30〜70万円 | |
その他 | 10〜30万円 |
コストを「見える化」する
まずは支出項目を一覧化しましょう。月ごとにかかっている管理費用(清掃、設備点検、修繕、光熱費、管理会社への委託費など)をすべて書き出します。次に各項目の金額とその内訳(例:清掃は週何回、設備点検は何を含むのか)を明確にしましょう。
<用意するもの>
・収支明細書
・管理会社からの請求書や契約書
・光熱費の請求書
自身のビルと近しい条件で比較する
ビル管理会社やオーナー仲間に相談し、ご自身と同じ規模・用途のビルと比較してみましょう。また比較するときは単に費用の高い安いだけでなくそのサービスはコストに見合っているか、逆にビルに対して不足している項目がないかもチェックしましょう。
<用意するもの>
・費用(管理委託料、点検費用など)
・サービス内容(清掃や点検の回数など)
見直すポイントを整理する
不要なサービスや削減できる項目、費用をかけるべき項目があれば見直しましょう。コストを下げることが重要なのではなく、ビルの構造や状況に応じて適切な支出を行うことが重要です。
また必要に応じてビル管理会社を再選定しましょう。選定の基準は単に費用を抑えられるかどうかだけでなく、テナント満足度やビルの価値を維持・向上させることのできるビル管理会社かどうかも考慮しましょう。